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2022年の振り返り

2022年も終わるということで、去年に引き続き、今年も振り返ってみたいと思います。

仕事

今年は、現職で初めてマネジメント寄りの立場で1年間過ごした年になりました。

その中で、チームメンバーの成長や能力の発揮、既存プロジェクトの案件管理、新規プロジェクトの進行などをバランス良くこなせるかという点で、難しい1年を過ごしました。

チームメンバーとの1on1の実施では、口下手なので世間話などが苦手ながらも、なんとかチームメンバーの困りごとややりたいことなどを理解していけるように努められたかなと思います。マネージング・フォー・ハピネスなどの書籍から、1on1のやり方を対話だけから、チームメンバーの理解できる幅を広げることも行いました。

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慣れない報告業務なども引き継いだものそのままではなく、自分なりの工夫を入れるなどして、やれたかと思います。

また、チームメンバーができることは極力移譲して、チーム全体のリーダーシップを高められるようにしていきました。

ただし、事業の成長という点では、自身が貢献できた幅があまり大きくなかったなという反省点もあります。エンジニアとしてはそれなりに十分だったかもしれませんが、マネジメント寄りになった以上、そうした点ではもう少し貢献度を上げられる必要があったなと思います。

プライベート

Flutterでのスマホアプリリリース

今年大きかったことの一つは、Flutterで個人開発したスマホアプリのリリースができたことです。
Flutter初開発で、個人開発で2ヶ月程度の期間でリリースまで持っていけたことも、良い経験になりました。

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また、Flutterにおいては、そこまでこれだ!というデファクトスタンダードアーキテクチャがないため選定に困りましたが、大規模レベルならこういったもの、個人開発レベルならこれが良さそうというものをしっかり選定できたのも良かったです。

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Scrum.Inc 認定資格スクラムマスター の認定取得

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去年の終わりから、現職でマネジメント寄りの立場になり、新しいプロジェクトも始まりました。 新しいプロジェクトは、短期間でリリースまで持っていく必要があったため、プロジェクトでリリースまでに必要としている個々のタスクを、その場その場で解決して対応していくのでは難しいと考えました。

そこで、「開発スピードの維持」と「事業部署との認識ズレを極力減らす」ため、スクラムを一部導入してみました。いわゆるプラクティスとしては、「インセプションデッキ」「レトロスペクティブ」「デイリースタンドアップミーティング」「ステークホルダーを含めたプランニング、レビューの実施」などを、週単位のスプリントとして実施しました。

個人的には役割などもしっかり置きたかったのですが、そもそもの開発人数の少なさや、事業部署でプロジェクトのドメインに詳しい人が兼務で忙しく、実質優先度などは半分程度開発者サイドである自分が実施している状況でした。

スクラムとしてはアンチパターンである「役割の兼務」に当たるのですが、そもそもチーム規模が小さすぎるため、この点は諦めて自身で「POの立場として」「開発の立場として」「SMの立場として」をある程度意識しつつ、チームメンバーに話すようにしていました。

結果として、「開発スピードの維持」と「事業部署との認識ズレを極力減らす」という当初の導入目的を達成し、また予定通りにリリースまで持っていくことができたので、非常に良かったと感じています。

じつは、このリリース後に「Scrum.Inc 認定資格スクラムマスター」の研修を受けました。プロジェクトの本格始動前に受けたかったのですが、その時点でかなり先まで研修が埋まっていたため、リリース後に研修を受けることにしました。

個人的には、研修で「マインドセット」の部分を強く意識するに至りました。

ラクティスを回すことでなんとなくできていた部分が、「なぜできたのか?」といった部分も理解することができたのは非常に良かったと感じています。

今回のプロジェクトでは「透明性」「検査」「適応」や「オープンネス(公開)」は自分がプラクティスを通して意識的に行っていました。一方で「コミットメント(確約)」「フォーカス(集中)」「リスペクト(尊敬)」「カレッジ(勇気)」は、メンバーのもともと持っていたマインドセットが発揮された結果で、自分が何らかの働きかけをしたわけでもなく実現できていたように思います。

そういった意味では、今回はたまたまメンバーのマインドセットと噛み合っただけであり、おそらく別のプロジェクトやメンバーになると、再現性がなくなってしまう可能性が高かったなと思います。

研修を受けることでそうした点なども学ぶことができ、認定資格以上に得るものは大きかったと感じています。

ブログ

1月〜6月:12本 7月〜12月:12本(12/25まで)

間が空いてしまった期間もありましたが、なんとか1ヶ月に2本程度のペースは保てたかなと思います。

間が空いた期間もアプリ開発などを進められており、プライベートでの学びとアウトプットという観点ではバランス良くできた年だったかなと思っています。

まとめ

プライベートにおいては、開発、学習、アウトプットをある程度バランス良くできた1年だったかと思います。

仕事では立場が変わったことで、うまくできた/できなかった面が明確になりました。求められることが大きく変わったため、いきなり全てがうまくとは思いませんが、今年の反省点を踏まえて次に活かせればと思います。