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RSM(Scrum Inc.認定資格スクラムマスター)の研修を受講 & 認定証を取得しました

少し時間が空いてしまいましたが、忘れないうちにRSM Training(Scrum Inc.認定スクラムマスター研修)について記載しておきたいと思います。

RSMとは

scruminc.jp

日本語で正式には、Scrum Inc.認定スクラムマスター研修と呼ばれるものです。
英名ではRegistered Scrum Master™ Training で、RSMと略されるようです。

スクラムの共同考案者である、ジェフ・サザーランド氏によって作られています。
日本では、Scrum.Inc Japanによって実施されており、2022年12月現在、税込22万円で参加することができます。

スクラムに関する2日間の研修と、研修後の試験がセットになったものです。試験に合格するとScrum.Inc発行の認定証を受け取ることができます。

以前は、Licensed Scrum Master(LSM)と呼ばれていましたが、2022年に名称が変更となりました。

スクラムにおける研修や資格認定は、他にも認定スクラムマスター(CSM)やProfessional Scrum Master™(PSM)が有名です。RSMは、CSMと同じく研修 + 試験、PSMは試験のみとなっています。

CSMは研修が比較的難易度が高く、RSMは未経験でもある程度事前の知識を習得しておけば、研修についていくこと自体は難しくない難易度に設定されているようです。PSMは試験だけですが、その分難易度も高いようです。また英語のみのため、英語力も求められるようです。

なぜRSM研修を受けようと思ったのか

そもそも、スクラム自体は何度か学んだことがありましたが、なかなか実践するに至らなかったのがあります。また実戦経験がないため、どのように導入の検討をすればよいのか、書籍などだけではイメージが湧きにくい部分もあったというのがあります。

そこで、研修を受けて、そうした点を解消していくきっかけにならないかと考え、多少個人で支払うには高額ですが、研修を受けることにしました。

今回、複数の研修や資格認定のなかからRSMを選択したのは、研修でスクラムへの理解を深めたかったのと、事前調査の際に、CSMに比べると研修を開催している企業が固定されており、相性といった問題が少なそうだったのがあります。

CSMは研修を開催しているトレーナーが複数いらっしゃるということで、それぞれに特徴があり、逆に相性が悪い研修にあたってしまうという方もいるようです。CSMでは、先にしっかりと相性のよいトレーナーの研修を選択するようにする必要がありそうです。

受けた感想

コロナ禍でオンライン開催となっていました。

オフラインではオフラインならではのエクササイズもやっていたとのことで、そちらは少し興味がありましたが、逆にリモートでの業務が増えている中ではオンラインという環境は現実の業務の環境にも近いため、個人的には肯定的に受け入れられました(また非常に研修・ワークショップ自体はオンラインでもわかりやすかったです)。

講義とワークショップを交互に行うのですが、研修そのものもスクラムに則って実施されているので、スクラムマインドセットを講義やワークショップだけでなく、研修全体として感じられました。

チームに専属インストラクターがついて、適宜質問に回答したりしてくれるため、「この場合はどうなのか?」「この点が理解できなかった」なども適宜解消しながら進められました。

おそらく書籍だけでは、なかなかここまでマインドセットスクラムに対する感覚を得るのは難しいだろうと思いました。スクラムに対して本気で会得したいと考えている人にとっては、費用に対しても十分価値のある研修になっていると思います。

また、大規模プロジェクトにおける、スクラム・オブ・スクラムについても紹介があるなど、小規模プロジェクト以外での実践にも活かせるのではないかと思います。

こちらの研修以降でスクラム自体をすぐに実践とはできていませんが、現在のチームでもスクラムマインドセットやエッセンスは取り入れて進めることで、スピード感を持って進められています。

もしスクラムの実践や導入などで悩んでいる人は、少し費用がかかりますが、得るものは大きいのではないかと思います。

試験について

内容の詳細は記載しませんが、研修の内容とスクラムガイドをマインドマップで整理して望みました。

2回までは無料で受けられるとのことで、1回目を翌日に受けましたが、上記の整理もあり、無事合格することができました。