自由粒子の場合、エネルギーE(=H)とpは同時固有状態を持つことができる 。
([H, p]=0から明らか)
そこでその同時固有状態の状態ベクトル|p, E>の完全性を考えると
1 = ∫d³pdE |p, E><p, E|
となると思える。
しかし、実際には相対論的なことを考えると、
E² = m² + p² (自然単位系)
なので、
1 = ∫d³pdE Θ(E)δ(E² -m² -p²)|p, E><p, E|
(Θ(x)はへヴィサイド関数)
とするのが適当である。