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Cooking for Geeks を読んでみる(1)

Cooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)

Cooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)

今日買いました。面白い本ですね。プログラミングの本じゃなくて、料理の本です。

実は何故この本を買ったかと言えばちょうど料理に興味を持ち始めていたところだったので、タイミング的にぴったりで買ってしまいました。


プロになりたいならやっぱり仕事や専門の事だけでなく自分の日常のことはちゃんとできるようになっておきたいですし、食事ということでいえば、ちゃんと体調管理ができることもプロとして必要だと思います。

あとはいろんなことに興味を持って、挑戦することをやめないようにしたいです。ある特定の狭い領域のことができるのも素晴らしいことですが、やっぱりそれ以外の事にも興味を持って挑戦したいです。

そんな感じで、この本を買って今読んでいます。料理を作るときはこの本を参考にどんどん挑戦して行きたいですね。


ところで料理本と言えば一般的にはレシピが書いてあって、「レシピ通りにやればできる」というのが定番ですかね。(あんまり料理の本なんてみたことないので…)

この本はそういう本じゃないです。確かにレシピも書いてあるのですが、レシピや科学知識を踏み台にして野心的に探究してみようという料理本です。「for Geek」のゆえんでしょうか。

ちょうど1章を読み終えましたが、好奇心旺盛なプログラマ、エンジニアの方には色々と心くすぐられるのかなと思います。
私は興味あるものは見境なく好奇心が湧くので、すっかり料理してみたい衝動に駆られています。(本当にいろんなことに興味が湧いて、たまに収拾がつきませんw)

私が1章まで読み終えて、ちょっと気になったことを書いておきます。

楽しむこと

これって、どんなことに対しても重要ですよね。
料理に関しても同じみたいです。

料理って意外と食事のために作ってしまっていて、楽しむ感覚を失ってしまうこともあります。(夕飯を考えて買い物している時の方が楽しかったりw)

でも、やっぱり好奇心を持って、楽しむことが学ぶことにつながっていくかなと。料理も今度からはそういう感覚でできればいいですね。

失敗を怖れない

物理の問題を解くにしても、プログラミングをするにしても、料理をするにしても、失敗を恐れて何もしなければ何も進まないですよね。
料理に関しては失敗したら、コストがかかります。でもそれを恐れててはいけない。たしかに。

でももちろん、仕事としてのプログラミングだったり、人に出す料理で失敗するかもしれないものを出すわけにはいかないでしょうね。

考える!

1章は実は「ハッカーのように考える」という部分と「人のために作る料理」という部分に分けられています。

とくに「ハッカーのように考える」は面白いですよね。料理を「ハッカーのように考える」と言っているんですから。

でも、料理・材料に対しての知識を持ってどのように組み合わせ、どのように作ればよりおいしい料理ができるかということはまさに「ハッカーのように考える」ことですね。

まあ、あえてプログラミングに通じるように書いてありますが、でも「考える」ということはプログラミングも料理も変わらないってことですね。

最後に

今回は本に書いてあることについてはほとんど触れてません。あまり中身についてここで書くわけにもいきませんし…。
でもしっかりしたレシピも載っていますし、どのような知識が必要で、何が必要で、どのように考えるべきかがしっかり書かれています。こういうことって確かに料理に必要だと思うのですが、考え方は他のことにも十分役に立ちそうです。

もちろんこの本に対しての好き嫌いはあると思います。それにもう料理はお手の物で必要ないと思う人もいると思います。
ただ、少しでも興味がある人はこの本を見かけたら少し手に取ってみてください。

そこで面白いと思ったら、あなたも“GeekなCookingの世界”へどうですか?