What is it, naokirin?

Embulkでバッチ処理をしてみよう 其の1

かなり昔から使われているツールですが、最近Embulkを利用することがあったので忘れないうちに入門の情報を書いていきます。 よくEmbulk は Fluentd のバッチ版などと呼ばれて紹介されています。 Fluentdとは違い、コマンドなどで実行したときのみデータソー…

LittleBits + Arduino で扇風機を作ろう

前回はやや複雑になってしまいましたが、今回はシンプルな ON/OFF と ファンの回転速度を調整できるミニ扇風機を作ってみました。 ボタン、ディマー、バーグラフ、ファンを接続しています。 ファンの手前には強度を数値的に見るために Number bit を設定して…

LittleBits + Arduino で数字をランダムで抽選する機能を作ってみる

Kubernetes に翻弄され、機械学習に難しさを覚え、Go でSCPってなんやねんとなっている今日このごろです。 そんな中、今日は LittleBits と Arduino を使って、ランダムに1つの数字を抽選する機能を作ってみました。 そもそも LittleBits ってなに? Arduino…

Kubernetes の認証とアクセス制御

今日は Kubernetes の認証とアクセス制御について、概念周りまとめていこうと思います。 バージョンは v1.10 の情報を基にしています。 Kubernetes の Api Server の認証とアクセス制御の挙動 Kubernetes では 実際のリソースへのアクセス時に以下のような手…

共通性と可変性について

マルチパラダイムデザインを読んでの共通性・可変性まわりの自分なりのまとめ。読んでから随分と経ってしまったので、多少読み返しながら書いていってます。 あと、マルチパラダイムデザインに直接書いてないことも書き足しています。 新装版 マルチパラダイ…

機械学習まわり調べたことの情報整理(機械学習における種類について)

「ゼロから作るDeep Learning」を読み終えて、その間に機械学習について色々調べたりしていたので少し自分なりに調べたことを雑多ではありますがまとめておきます。Deep Learningについてはちょいちょい実践してみながら、またブログの記事にまとめられたら…

エンジニアリング組織論への招待を読んだ

エンジニアリング組織論への招待 ?不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング作者: 広木大地出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2018/02/22メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る エンジニアリング組織論を読み終えたので感想を書いていきま…

JupyterLab で unittest を実行する

最近「仕事ではじめる機械学習」という本をとある方から頂いたのですが、本の最初に「ゼロから作るDeep Learning」などの二冊目として活用してくださいといったことが書かれていました。そもそも機械学習やらに一切触れてきていない(どんなものかをなんとな…

カイゼン・ジャーニーを読んだ

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで作者: 市谷聡啓,新井剛出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2018/02/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る カイゼン・ジャーニーを読み終えました。 というわけで読後の…

Dockerコンテナのlogging-driverを変えずにKibanaにDockerのログを表示する

Dockerコンテナからログファイル出力がアプリケーション的に難しい、けれどエンジニア以外でもログを見たいという話が出たので調査してみました。 方針としては、以下を目指しています。 docker-compose でできる ログファイル出力がなくてもできる docker l…

Effective SQL を読んだ

Effective SQL作者: JohnL.Viescas,DouglasJ.Steele,BenG.Clothier出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2017/12/20メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 三連休を利用してEffective SQLを読んだので、読後の感想を書いておきます。 個人的には概…

個人的なプログラミングのときに考えていること(2018年版)

目次 目次 趣旨 始める前に考えること プログラミングで解決しようとしている問題を理解する そもそも解決すべき問題なのか考える より良い解決策が無いか考える 実装の前に だれが関係者か(ステークホルダの理解) なにが関係するか(依存するタスクの把握…

linkerdについて調べてみた

複雑化しやすいマイクロサービス間の連携の解決について気になっているところでlinkerdについて知ったので少し調べてみました。 ただ、思ったより日本語の情報は無いですね。。。 大規模なサービス連携でなければ、Consulなどでのサービスディスカバリ単体が…

Google Compute Engine における概念のまとめ

Google Compute Engineについて利用する機会ができたので、関連する概念の概要をまとめておこうと思います。 主に用語とその簡単な概要みたいな形になるかと思います。 Google Compute Engineとは Google Compute Engine(以降GCE)は、Google Cloud Platfor…

Portainerを利用して個人環境のコンテナ管理をする

Portainerとは PortainerはDockerホストのコンテナ等の情報をブラウザで確認・操作できるツールです。 知らずのうちに溜まっていくボリュームやイメージなどが視覚化されるので便利です。 またブラウザ上でコンテナにシェルでログインすることもでき、かなり…

木構造を描くアルゴリズムについて(Reingold-Tilford Algorithm)

最近、UnityでPlayable APIというものを調べる機会がありました。 その際にそのPlayableの木構造をUnity上で表示できるEditor拡張としてPlayableGraphVisualizerというものがあると知ったので軽く見ていて、「Reingold Tilford」というものが出てきて調べて…

Unityでスクリプトの一部分の処理をProfilerに表示してもらう

今日は非常に初歩的なTips的な話です。 Unityのドキュメントをちゃんと読んでれば知ってるくらいの知識、ということで。 Unityでゲームを開発していると(というよりはゲームを開発しているとよくあるとは思うのですが)、どうもダメージを食らったときにも…

ネットワーク周りの知識のまとめ (物理層)

ネットワーク周りの知識をまとめておこうと思います。 今回は物理層だけど、無線部分とかは全然かけていないので気が向いたら書きます。。。 (ツイストペアケーブルと光ファイバーケーブルについて書くだけで結構疲れたw) 物理層 OSI参照モデルにおける最…

MySQL(InnoDB)のインデックスについての備忘録

最近、インデックスについて調べることがあったので、忘れないうちに出来る限り情報を残しておこうと思います。 ちなみにMySQLのバージョンは5.5および5.6の情報を元にしています。 InnoDBにおけるインデックス インデックスの構造 B+Treeインデックス InnoD…

Eric EvansのDDDを読んでます(4)

今回は第6章(ドメインオブジェクトのライフサイクル)まで。 集約 集約はエンティティやバリューオブジェクトを1つのオブジェクトとみなし、扱います。 これにより関連をわかりやすくし、また不変条件を維持することで、オブジェクトの一貫性を保つようにし…

プログラミングで考えていることについて考察してみる

まえがき 前回までDDDの読書記事書いてたのですが、7章くらいまで読んだあたりで先にやりたいことができてしまったので、一旦中断しています。(6, 7章は年末年始の間に記事書きます) 今回は年末ということで今年の振り返り的な記事を書きます。 はじめに …

Eric EvansのDDDを読んでます(3)

今回は第5章まで。 忙しかったのと、他の本を参照したりしていたので読むペースが少し遅くなってしまっていますが、またペースを戻しつつ進めたいと思います。 あと、ブログのデザインを変えてみました。 もともと大画面で見ている時に幅が狭いかなーと思っ…

Eric EvansのDDDを読んでます(2)

今回は第4章まで。 第4章の要約 章のタイトルは「ドメインを隔離する」。 レイヤアーキテクチャによってドメインをその他のレイヤと分離する話が書かれています。 また、その対極にあるものとして『利口なUI「アンチパターン」』というものが書かれていまし…

Buffetってライブラリを作ってみた

何ヶ月かこそこそと裏で作ってたライブラリを公開しました。 GitHub - naokirin/Buffet よくあるExcel式データ駆動開発で、ファイルやシートを横断的に検索するのがキツいというのを感じていたので、気軽にデータ定義をするだけでExcelに入っているデータを…

Eric EvansのDDDを読んでます(1)

最近、アウトプットが疎かになりつつある感じがしていたので、読書記録でもつけていこうと思います。 最近読み始めた本がEric Evansのドメイン駆動設計(DDD)ですので、こちらの読んでいて感じたこととかを書いていきます。 ちなみに、ちょうどアジャイルソ…

アジャイルソフトウェア開発の奥義を読み終えた

苦節2年、ついに読み終えました。 買ってから半年寝かせ、そこから1年半書けてようやく読み終えました。 とは言っても、結局まだまだ実際のコーディングやらに結び付けられているというのは結構少ない感じがしています。 それとだらだらと読んだせいで、細か…

Developers Summit 2014 Kansai に参加しました

タイトル通り、デブサミ関西に参加してきました! 今回はその記録です。 会場入りまで 休暇をとって参加したんですが、休みの日にあんまり早く起きたくないなぁみたいな考えのもとに午後から参加にしてました(ぉ あとから発表資料見たりして、行ってもよか…

MonoGame + Xamarin Androidで書き方が変わってた

最近、Xamarin AndroidのIndieライセンス契約をして、MonoGameをいじってみたりしています。 先週、MonoGameを入れた時に気になっていたこととして、Xamarin Androidでアプリを作成した場合に起動後2回目のResumeでExceptionが発生していました。 そのときは…

忘れられがちなプログラマの真のしごと

誇大な感じのタイトルになってしまっている気がするけど気にしないでおこう。。。 大学で趣味でプログラミングを行い、自由気ままに好きなようにコードを書いていた頃とは違い、仕事でコードを書くようになって感じていたことの1つを書いてみます。 プログラ…

mutableな参照渡しについて

mutableな参照渡しというものが、たまに出てくる。 あれがどうにも苦手で、コードの理解が約1/4に落ちているような感覚になる。 私自身はあまり記憶の才はないので、こっちの関数でこの変数はこう変更されて、次の関数に渡されて…と考えてるとわけが分からな…