Mercurial(別名Hg)を触ってみました!
・・・とはいっても、ローカルリポジトリでドキュメントを管理してみただけです。
ネットワーク経由したり、マージしたりといったことは全くしていません。
参考にしているのは
入門Mercurial Linux/Windows対応 (2009/01) 藤原 克則 商品詳細を見る |
まだほとんど読んでいませんが、SCM初心者の私でも必要な情報が簡単に取り出せます。またまっすぐ読んでいくと、どんどんMercurialに慣れ親しんでいく感覚になります。
上の本に従って、ユーザー名や(Windowsなので)改行コード、文字コードなど最低限の設定のみ設定ファイルで行い、使ってみました。何と言っても、まずはリポジトリの作成。リポジトリにするディレクトリまで行って、次のコマンドを叩く。
>hg init
まあ、これをしただけで「Mercurial楽しい!」と言えるほど、私は人生楽しめるわけではないのスルーして次の作業へ。
つぎは管理するファイルをMercurialに登録する作業。今回は『soturon.tex』という意味深なファイルを管理してみます。(気にしちゃいけないよ)
>hg add soturon.tex
登録しました。それだけです。
じつは登録しただけでは何もなく、コミットという作業を行うことで初めて内容の更新が確定されるそうです。
さっそくコミット!
>hg commit -m 'はじめてのコミット'
- mのあとに書いたのがこのコミットでのメッセージとして記録されるようです。-mをつけないとデフォルトではvimが起動するそうです。
さて、『soturon.tex』をちょっと修正したのでもう一度コミットしてみます。
>hg commit -m 'にかいめのコミット'
ログ見たい、と思うので
>hg log
を叩いてみる。すると次のような感じでログが。
changeset: 1:2cd1f4736d4e tag: tip user: Naoki_Rin date: Tue Feb 08 12:35:53 2011 +0900 summary: 'はじめてのコミット' changeset: 0:758d4c9f6c0d user: Naoki_Rin date: Tue Feb 08 12:27:02 2011 +0900 summary: 'にかいめのコミット'
ちゃんとコミットできてるみたいです。さて、“バージョン管理システム”と銘打ってるわけですから、前のバージョンのデータ取れないと話になりませんよね。
試してみます。(余談ですが、前のバージョンのファイルを取る方法は他にもたくさんあるようです)
>hg archive -r 0 ..\backup\%h
リポジトリの一つ上のbackupディレクトリ下に『758d4c9f6c0d』というディレクトリができている。
中身にはあの『soturon.tex』が・・・
そして中のデータを確認してみると、確かに「はじめてのコミット」でコミットしたときのデータ。これでドキュメントのわずらわしいバックアップ管理も便利!
といった風に軽く触ってみました。本があるということもあって、スムーズにここまで使えるようになっています。次はソースコード管理などでも活用できればいいかなと思います。